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静岡県庁西館をアート空間に ねむの木学園(掛川)の子ども制作

(2019/11/9 07:39)
ねむの木学園の子どもが制作した巨大タペストリーの複製を壁に展示し、除幕式を行う関係者=8日午前、静岡県庁西館
ねむの木学園の子どもが制作した巨大タペストリーの複製を壁に展示し、除幕式を行う関係者=8日午前、静岡県庁西館

 静岡県は8日、障害者支援施設「ねむの木学園」(掛川市)の子どもたちが絹布に描いた巨大なタペストリーの複製を県庁西館2階に展示し、除幕式を行った。県庁西館全体を「障害者アート空間」と位置付け、同学園以外の障害者が制作した絵画12点の館内展示も同時に始めた。この12点は、障害者アート作品を有料で貸し出す県の仕組み「まちじゅうアート」の第1弾レンタル作品になる。
 タペストリーは「21世紀の花火」というタイトルで、1987年に障害のある子ども8人が共同制作した手描き友禅。同学園が県に寄贈した。縦3・6メートル、横7メートルの原画を縦1・5メートル、横3メートルに縮小した複製を県が県庁に常設する。
 除幕式で川勝平太知事は「県庁西館は当初、殺風景だったが、アート空間に変える。障害者の芸術家を育てていく」とあいさつ。同学園の宮城まり子園長は「子どもたちの絵を認めてくれ、とてもうれしい」と述べた。
 レンタル作品12点のうち10点は3カ月ごとに入れ替える。式には作者として浜松市南区の安間佐恵さん(44)と焼津市の田中拓実さん(21)が出席し、田中さんは「多くの人に見られるので誇りに思う」と感想を語った。県の支払うレンタル料の一部は作者に還元される。

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