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スマホに信号機情報、視覚障害者の歩行支援 静岡、三島に整備へ

(2019/10/29 08:24)
歩行者支援装置によってスマホに送られた信号機情報。音声や振動などで信号機の色などを伝える=26日、静岡市駿河区の県立静岡視覚特別支援学校
歩行者支援装置によってスマホに送られた信号機情報。音声や振動などで信号機の色などを伝える=26日、静岡市駿河区の県立静岡視覚特別支援学校

 静岡県警は今冬をめどに、スマートフォン(スマホ)を通じ、音声や振動、画面で視覚障害者らに歩行者用信号機の情報を伝える歩行者支援装置を静岡市葵区と三島市に整備する。宮城、千葉県と同時期に全国で初めて実施する。
 同装置は交差点に近づくと、自動的に専用アプリが作動し、信号機に設置した無線通信「ブルートゥース」を通じて、スマホに「○○方向の信号が赤です」「△△方向の信号が青になりました」などと歩行者用信号機の情報が音声や振動、画面で通知される仕組み。障害者用の青信号延長機能がある信号機については、スマホの操作によって延長申請を行うこともできる。
 設置するのは官公庁や病院があり、人通りの多いJR静岡駅付近と、東京五輪・パラリンピックが開催される県東部の玄関口でもあるJR三島駅付近の交差点計23カ所。
 県警交通規制課によると、スマホに専用アプリをインストールするだけで利用できるなど汎用(はんよう)性が高い上、青信号時に音楽が流れる音響式は夜間の使用が制限されているため、時間や場所にとらわれない幅広い効果が期待できるという。
 県警は静岡市駿河区の県立静岡視覚特別支援学校で開かれた「静盲まつり」で、デモンストレーションを行った。視覚障害がある静岡市清水区の50代女性は「信号機のある横断歩道を渡る際はいつも緊張する。この装置は精度も高いので、障害者が安心・安全に道路を利用するために役立つのでは」と話した。
 同課の担当者は「視覚障害者だけでなく、高齢者も活用できる。有効性が確認できれば、設置場所の拡大についても検討したい」と話している。

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