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ラグビーW杯、日本8強 粘り、勇気共感 静岡県内ファン歓喜

(2019/10/14 07:43)
日本の初となる8強進出が決まり歓喜するファンゾーンの観客=13日夜、静岡市葵区の駿府城公園
日本の初となる8強進出が決まり歓喜するファンゾーンの観客=13日夜、静岡市葵区の駿府城公園

 ファンゾーンを埋め尽くした観客たちは互いに抱き合い、喜びを爆発させた。13日、ラグビーワールドカップ(W杯)1次リーグA組最終戦。日本は命運を懸けたスコットランド戦に勝利し、悲願の8強入りを果たした。「よくやった」「次も勝とう」。静岡と浜松の両市に設けられた特設会場では、日本のラグビー界が新たなステージをつかみ取った瞬間、サポーターの拍手と歓声に包まれた。
 先制したスコットランドに対し、即座に反撃した日本。前半26分に稲垣啓太選手が逆転トライを決めると、浜松市中区の市ギャラリーモール・ソラモのファンも一斉に立ち上がって拳を突き上げた。同市浜北区の会社役員男性(54)は「ボール運びがすばらしい。(A組)1位通過は快挙」と興奮気味。同市中区の団体職員女性(62)は「攻守とも体を張る選手の姿に心打たれた」と声を弾ませた。
 台風19号の影響で規模を縮小して開かれた静岡市葵区の駿府城公園のファンゾーンにも、試合開始前から多くの観客が集まり、決戦を見守った。吉田町の会社員男性(47)は「後半追い込んだスコットランドの意地に、日本はよく粘ってプレーした」。藤枝市の会社員女性(59)は「台風被害が出た中、みんな代表のプレーに勇気づけられたはず。胸がいっぱい」と話した。
 県東部でも各地でファンが集い、喜びを分かち合った。沼津市のスポーツバーで観戦した会社員男性(52)は「夢のよう。(前回W杯同様)強豪南アフリカ代表にも勝ってほしい」と準々決勝へ期待を込めた。

 ■静岡県関係者「準備の成果」
 ラグビー日本代表がW杯初の決勝トーナメント進出を決め、県のラグビー関係者も賛辞を惜しまなかった。
 県ラグビー協会の石垣誠理事長(57)は「2015年大会がすべての始まり。3勝しても苦虫をかみつぶしたが、もう一度一つの組織をつくりあげ、準備してきた成果」と再結束を図ったチームに拍手を送った。勝因に「スクラム、ラインアウト、密集でのボール争奪戦で勝負を決める素晴らしいFW陣」の存在を挙げた。
 同協会の村松正幸普及委員長(57)はラグビー人気の急速な高まりに「にわかファンと呼ばれる人にも興味を持っていただき、ラグビーの本当の素晴らしさを広めてもらうことにつながった」と日本開催の成功を喜んだ。
 清水南高出身で1987年第1回大会日本代表の広瀬務さん(56)は「エディー・ジョーンズ前監督が素晴らしい組織をつくったが、今回それ以上のものが出来上がった。昔は名前負けしていたチームにも自信を持って臨んだ」と振り返り、さらなる快進撃を期待した。

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