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駿河湾フェリー児童無料券の利用低迷 天候影響か、期間延長へ

(2019/10/9 07:22)
静岡市が配布した駿河湾フェリーの無料乗船券=8日午後、静岡市役所静岡庁舎
静岡市が配布した駿河湾フェリーの無料乗船券=8日午後、静岡市役所静岡庁舎

 静岡市の清水港と伊豆市の土肥港を結ぶ駿河湾フェリーの利用拡大に向け、静岡市が市内の全小学生に配布した無料乗船券の利用率が、想定の1割にも届かず、低迷している。4千人が利用できるようにしたが、9月30日時点の利用者はわずか346人。多くの利用を見込んだ夏休みの天候不順が影響したとみられ、市は10月14日までとしていた乗船券の有効期限を、2020年3月31日まで延長すると決めた。
 フェリーは事業者の経営撤退に伴い、ことし4月から県と市、伊豆地域の2市3町で設立した一般社団法人が運営する。小学生以下の利用が少ないため、魅力を子どもたちに知ってもらおうと、市が独自予算で乗船券配布を事業化した。
 通常、片道1070円の子供料金が無料になる。学校を通じて市内の全児童約3万5千人に配布し、6月15日から使用できるようにした。4千人が利用したところで利用を締め切る予定だったが、今夏は繁忙期であるはずの盆休みの時期に台風が相次ぎ接近し、8日間連続で全便が欠航になるなどした。8月のフェリーの輸送人員は1万276人と前年同月の55・9%にとどまり、乗車券利用も低迷した。市観光・国際交流課は「欠航や荒天が行楽客に影響した」と分析する。
 市民から「予定の日に使えなかった」「有効期限を延長できないか」などの問い合わせが複数寄せられたため、市は有効期限を延長し4千人の利用を目指す。県観光振興課は延期を好意的に受け止め「秋の行楽シーズンでの活用もお薦め」と利用を呼び掛ける。

 ■紛失なら再交付可能
 静岡市が児童に配布した無料乗船券は、駿河湾フェリーの券売窓口に持参すれば利用できる。紛失した場合は静岡市役所静岡庁舎か同市清水区のふじさん駿河湾フェリーで再交付が受けられる。乗船済みのスタンプが押された半券を見せると、伊豆地域の9施設で割引などの特典も受けられる。問い合わせは市役所観光・国際交流課<電054(221)1438>へ。

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