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ラグビー愛で撮り続け20年 カメラマン谷本さん(静岡出身)

(2019/9/24 08:15)
ラグビーの日本代表戦でカメラを構える谷本結利さん=9月上旬、埼玉県熊谷市
ラグビーの日本代表戦でカメラを構える谷本結利さん=9月上旬、埼玉県熊谷市

 シャッターを押す指に人一倍のラグビー愛がこもる。静岡市出身のフリーカメラマン谷本結利さん(34)は、高校生の頃からラグビーを撮り続けて約20年。ワールドカップ(W杯)は1次リーグで11試合を撮影し、エコパスタジアム(袋井市)では28日の日本対アイルランド戦など3試合でレンズを構える。「ずっとラグビーを好きでいて良かった」。夢にも思わなかった地元での大仕事に胸を高鳴らせる。
 小学校の修学旅行で撮った写真を担任の先生に褒められ、カメラが好きになった。ラグビーの魅力を知ったのは中学3年の冬。激しくぶつかり合う迫力だけでなく、FW8人同士で組み合うスクラムやバックスが真っすぐに並ぶラインの造形美にひかれた。
 静岡西高で写真部に入部。ラグビーの試合日程を調べては草薙球技場(静岡市駿河区)にひたすら足を運んだ。県ラグビー協会関係者のはからいで、高校3年の12月にはヤマハスタジアム(磐田市)で初めて行われたラグビーの試合「ヤマハ発動機―サントリー」を撮影する幸運にも恵まれた。
 専門学校に進み、その後出版社に就職しても時間さえあればラグビー場に通った。おかげで多くの選手は顔なじみだ。「ここにも来てるんですね」「また撮ってください」と選手から声を掛けられることもしばしば。2015年にヤマハ発が日本選手権で初優勝した際は、当時の清宮克幸監督から直々に祝賀パーティーへ招待された。仕事の依頼がなくても自費で海外に渡航し、日本代表戦などを撮影することも少なくない。
 ラグビーを愛しているからこそ、W杯後の人気の行方も気にかかる。「15年W杯の後のように、盛り上がりが冷めていくのは見たくない」。自分の写真が多くの人の目に留まり、楕円(だえん)球の魅力が伝わっていくことを願う。

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