静岡新聞NEWS

ラグビーW杯、好プレー呼ぶ支援全力 アルゼンチン担当中川さん

(2019/9/10 17:00)
「いい結果が出るようアルゼンチン代表をサポートしたい」と話す中川賀之さん=藤枝市内
「いい結果が出るようアルゼンチン代表をサポートしたい」と話す中川賀之さん=藤枝市内
前回2015年W杯準決勝でオーストラリア代表と対戦するアルゼンチン代表=ロンドン
前回2015年W杯準決勝でオーストラリア代表と対戦するアルゼンチン代表=ロンドン

 ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会組織委員会は、出場する全20チームに「リエゾン」を配置する。試合会場を転々と移動するチームのさまざまな連絡、調整を担う役職で、アルゼンチン代表に同行する中川賀之(かずゆき)さん(42)=藤枝市=は「チームのパフォーマンスの善しあしはリエゾンに懸かっている。縁の下の力持ちとして支えていきたい」と意気込む。
 リエゾンはチームが入国してから出国するまでの移動や宿泊、食事、その他の活動全般をサポートする。あらかじめスケジュールは決まっているが、例えば移動の際に使うはずだった電車が止まったり、道路が渋滞したりした場合は代替手段を手配する。食事に関する要望が出たらホテルとの間に入って話し合いをしたり、選手が外食をしたい時には店を紹介したりと、任務は多岐にわたる。「マニュアル通りにはいかないでしょう」と中川さん。目まぐるしい帯同生活への覚悟はできている。
 もともとはサッカー選手。高校を卒業後に海外に渡り、エクアドルで同国初の日本人プロ選手として4年間プレーした。けがで一時帰国していた2002年、サッカー日韓W杯でエクアドル代表のリエゾンを務めた。この時に得た教訓は、リエゾンである自分が笑顔でいればチームの雰囲気も良くなるということ。「グラウンドにいる時間よりも普段の生活の方が長い。快適に過ごせるよう対応したい」。ラグビーW杯の仕事が決まってからはスペイン語の会話力に磨きを掛け、福島や埼玉などキャンプ地の情報収集にいそしんできた。
 妻の出身地の藤枝に移り住んだのは昨春。アルゼンチン代表は県内に滞在する予定はないが、マテ茶を嗜好(しこう)する彼らに静岡茶を宣伝することをひそかに考えている。「緑茶の効能もちゃんと説明してきますよ」。大忙しの中でも日本の素晴らしさを売り込むつもりだ。

静岡暮らし・話題の記事一覧

ニュースアクセスランキング

  • 読み込み中です・・・
静岡新聞データベース

SBSテレビチャンネル

YouTube
こどもみらいプロジェクト「おやこアットエス」
静岡新聞SBSスクープ投稿
静岡新聞モバイルサイト