静岡新聞NEWS

絶滅危惧種アオウミガメ 浜松でふ化確認、本州初か

(2019/9/7 07:21)
ふ化したアオウミガメ=6日午後、浜松市南区の遠州灘海岸
ふ化したアオウミガメ=6日午後、浜松市南区の遠州灘海岸

 ウミガメの保護などに取り組む浜松市中区のNPO法人サンクチュアリエヌピーオー(馬塚丈司理事長)は6日、同市南区の遠州灘海岸の保護柵内で絶滅危惧種のアオウミガメのふ化を確認したと発表した。同法人によると、アオウミガメの本州でのふ化は初めてとみられるという。
 同日午前5時ごろ、69個の卵のうち、54匹のふ化を同法人の調査員が確認。卵は7月1日に袋井市の浅羽海岸で見つかり、同日中に保護柵内に移していた。ふ化した個体の体長は同じ絶滅危惧種のアカウミガメよりやや大きい約8センチで、体の縁と腹部が白いのが特徴。
 同法人によると、アオウミガメは熱帯・亜熱帯海域に生息し、国内では小笠原諸島や南西諸島などで産卵するが、本州での産卵は珍しい。2008年に愛知県豊橋市で産卵が確認されたが、ふ化には至らなかった。馬塚理事長は「34年間の活動の中で、アオウミガメの産卵を確認したのは初めて」と語り、今回の産卵は、海水温の上昇が一因と考えられると述べた。
 カメは馬塚理事長が浜松市南区の遠州灘海岸で放流し、海中に入っていくまで見送った。

静岡暮らし・話題の記事一覧

ニュースアクセスランキング

  • 読み込み中です・・・
静岡新聞データベース

SBSテレビチャンネル

YouTube
こどもみらいプロジェクト「おやこアットエス」
静岡新聞SBSスクープ投稿
静岡新聞モバイルサイト