静岡新聞NEWS

中学ラグビー部、静岡県西部に誕生 W杯開催踏まえ、浜松学芸中

(2019/9/5 17:02)
今明秀仁教諭(右端)の指導で練習に励む部員たち=8月下旬、浜松市中区の旧市立北小グラウンド
今明秀仁教諭(右端)の指導で練習に励む部員たち=8月下旬、浜松市中区の旧市立北小グラウンド

 ラグビーワールドカップ(W杯)開幕が20日に迫り競技熱が高まりつつある中、浜松学芸中(浜松市中区)に本年度、ラグビー部が誕生した。県西部の中学では唯一の存在。現在の部員は5人と試合に必要な人数に遠く及ばないが、単独チームでの試合を夢見て練習に励んでいる。
 5人はラグビー経験者2人を含む1~3年生の男子生徒。競技経験のある今明秀仁教諭(55)の指導の下、4月から学校近くの旧市立北小グラウンドで週3回、楕円(だえん)のボールを追っている。
 市内には幼児から中学生までを対象とした浜名湖ラグビースクールがあり、男女約30人が所属する。しかし、スクールの練習は週1回。中学生が本格的に練習に取り組める受け皿はなかった。県内も会場となるW杯開催も踏まえて同中の内藤純一校長が「どこもやらないのならやる価値があるのでは」と創部に踏み切った。
 部員の入部の動機はさまざま。部長の池田准登さん(3年)は「競技のことは全く分からなかったが、体格の良さを生かせると思った」と美術部から転部した。父親の影響でラグビーの試合を何度も観戦したことがある伊藤楓さん(2年)も創部を聞き、やりがいを感じていたダンス部から移った。菅原洋之介さん(1年)はヤマハ発動機ジュビロで選手だった洋さんを父に持ち、スクールで小学校の6年間ラグビーに打ち込んできた“ベテラン”だ。
 部員が少なく、競技力の差も大きいため、今明教諭は1年目を「ラグビーを好きになる年」と位置付け、試合を想定した実践練習も組み込みながら工夫を凝らす。部員は8月下旬、浜名湖ラグビースクールの小中学生と合同で試合形式の練習を初めて経験した。競技に取り組む部員の姿勢も変わりつつあると感じている今明教諭。「試合の楽しさを子どもたちに感じさせたい」と語り、“W杯効果”による部員増に期待を寄せている。

 ■協会登録170人
 県ラグビーフットボール協会によると、ラグビー部のある中学校は浜松学芸のほか、静岡聖光学院、東海大静岡翔洋、県立清水南の静岡市内3校。このうち試合に必要な12人がそろうのは静岡聖光学院のみで、他の2校はラグビースクールと合同チームを組んで試合を行っている。ラグビースクールは東中西で計6チーム。協会に登録されている中学生は今月4日時点で170人。

静岡暮らし・話題の記事一覧

ニュースアクセスランキング

  • 読み込み中です・・・
静岡新聞データベース

SBSテレビチャンネル

YouTube
こどもみらいプロジェクト「おやこアットエス」
静岡新聞SBSスクープ投稿
静岡新聞モバイルサイト