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ビール列車増便が好評 天竜浜名湖鉄道、音楽とコラボ

(2019/9/4 17:01)
車内で演奏を聞きながらビールを味わう乗客=8月下旬、浜松市天竜区の天竜浜名湖鉄道(写真の一部を加工しています)
車内で演奏を聞きながらビールを味わう乗客=8月下旬、浜松市天竜区の天竜浜名湖鉄道(写真の一部を加工しています)

 天竜浜名湖鉄道(浜松市天竜区)が運行する「ビール列車」が今夏、昨年より便数を倍増し、幅広い客層からの人気を集めた。同社はイベント列車を新たな利用者拡大の起爆剤と位置づけ、「さらなる増便やサービス向上で集客増を図りたい」としている。
 「かんぱーい!」。のどかな田園風景や日に照らされた湖畔を背景に、ビールを持った乗客の笑みがはじける車内。地元アーティストによる演奏をバックに県産の地ビールが提供され、掛川-新所原間を約2時間半かけてゆっくりと走る。
 同社が約10年前から夏季の週末限定で運行しているビール列車には、県内外から多くのファンが集まる。新規とリピート客双方の増加を見込み、今季はこれまでの6便から12便に倍増して運行。ほとんどの便で満席となる盛況を見せた。鉄道だけでなく、ビールと音楽という異なる分野のファン層を取り込み、同線の利用者の裾野を広げるのが狙いだ。
 東京都台東区から初めて乗車した男性会社員(23)は「貸し切り列車で田舎の雰囲気を感じながらビールを飲めるので、非日常的な鉄道の楽しみ方が味わえる」と魅力について話す。
 同社は今季の好評を受け、来年は6月下旬から9月中旬までの運行延長を検討。提供する弁当の改良も重ね、満足度の向上を図る。10月に沿線の酒蔵見学を兼ねた「地酒列車」、11月にはボージョレ・ヌーボーの解禁に合わせた「ワイン列車」の運行も予定している。
 長谷川寛彦社長は「ビール列車をはじめ、これからも鉄道のいろいろな使い方を提案して、天浜線のファンを増やしていきたい」と話している。

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