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静岡を「ハンバーグ王国」に 新メニュー開発次々

(2019/8/8 17:14)
こんにゃくの新素材を手に新商品について協議するプロジェクトメンバーの(左から)岩崎真紗美さん、田形友幸さん、宮嶋秀明さん=7月下旬、藤枝市の信光
こんにゃくの新素材を手に新商品について協議するプロジェクトメンバーの(左から)岩崎真紗美さん、田形友幸さん、宮嶋秀明さん=7月下旬、藤枝市の信光
しぞ~かおでんバーグ
しぞ~かおでんバーグ

 静岡をハンバーグ県に―。県内の食品製造に関わる有志が「静岡ハンバーグ王国プロジェクト」をスタートさせた。おでんと組み合わせた「おでんバーグ」や、肉の代わりにこんにゃくを使用する「こんにゃくハンバーグ」など、業界の垣根を越えて続々と新商品を開発している。
 第1弾として弁当・総菜チェーンの天神屋(静岡市駿河区)や食品メーカー信光(藤枝市)と連携し、オール静岡産食材の「しぞ~かおでんバーグ」を開発。6月からおでんの具材として天神屋店舗で販売している。
 プロジェクトの目玉として計画しているのが老舗こんにゃく店とのコラボ商品だ。倉島食品(森町)と岩崎蒟蒻(こんにゃく)店(焼津市)が共同開発した新素材を肉の代わりに使用。肉の味わいそのままに、低カロリー・低糖質の夢のハンバーグを実現させる。
 プロジェクトリーダーは一般社団法人日本ハンバーグ協会理事長の田形友幸さん(45)=東京都=。9月から出身地藤枝市の地域おこし協力隊として活動することが決まり、プロジェクトを本格化させる。
 総務省家計調査でハンバーグの世帯当たりの年間消費額は、静岡市が全国1位(2015年)、浜松市が6位(15~17年の平均)。田形さんによると、本県は全国有数の消費地という。「藤枝のジビエ(野生鳥獣肉)を使ったサファリバーグや焼津の水産物を使ったマリンバーグなど新しいジャンルをつくりたい。今までにないハンバーグ文化を静岡で打ち立てたい」と意気込む。

 ■伝統食材、独自技術で活用
 目玉商品として開発中のこんにゃくハンバーグには、倉島食品と岩崎蒟蒻店が共同開発した乾燥こんにゃく「ドライマンナン」が使用されている。両社は7月に新会社「こんにゃくラボ」(焼津市)を設立し、伝統食材の新たな活用法を模索している。
 ドライマンナンは独自の乾燥製法で、こんにゃくをスポンジ状に加工。調味料を浸透させると肉のような食感になり、肉の代替品として使用できる。
 パウダー状に加工すると麺や小麦製品に練り込むことができる。こんにゃくの素材の特徴を生かし、健康、ダイエット向けの食品として幅広い商品開発を可能にした。
 こんにゃくラボ代表の岩崎真紗美さん(36)=焼津市=は「背景にあるのはこんにゃくが食卓から遠ざかっている危機感。異業種とコラボし、時代に合った商品を開発したい」と話す。
 こんにゃくハンバーグは、信光とともに、レトルト食品として年内の商品化を目指す。

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