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沼津石材、富士山型で大賞 全国お墓デザインコンテスト

(2019/8/8 07:38)
大賞を受賞した富士山型の墓石
大賞を受賞した富士山型の墓石

 沼津石材(沼津市下香貫)富士店が製作した富士山型の墓石がこのほど、全国約300社の石材店でつくる一般社団法人全国優良石材店の会が主催した「第25回想いを込めたお墓デザインコンテスト」で大賞を受賞した。巧みな加工技術で「自宅から見える富士山を再現したい」との遺族の思いを形にした。
 富士山は宝永山や尾根のラインをリアルに表現し、背景には雲を配置した。台座は駿河湾、墓誌は愛鷹山を模した。墓石には「和らぐ」などの意味がある「穆(ぼく)」の字を刻んだ。
 依頼主は富士市三ツ沢の女性(59)。毎朝、富士山を眺めては食卓で話題にしていた母=享年(80)=を思い、富士山型の墓石を希望した。担当した店長によると、自宅からの見え方を忠実に再現するため、模型を使って稜線(りょうせん)の角度などを何度も調整。約3カ月かけて完成させた。
 女性は「お墓参りのたびに『良かったね』と手を合わせている」と語った。店長は「お墓は家族の象徴。その人らしさを表現することは、故人を思い出すきっかけにつながる。供養のお手伝いができて良かった」と話した。
 コンテストは、墓石を通じて故人への思いや家族の絆を発信し、墓の価値を再認識してもらう目的で1995年から開催している。デザイン性に加え、エピソードも審査対象になっている。

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