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農家民宿、10連休で人気 川根本町、家庭的雰囲気が魅力

(2019/5/2 08:36)
農家民宿「花ねこ」で野菜の収穫を楽しむ宮嶋さん家族ら=4月28日、川根本町下長尾
農家民宿「花ねこ」で野菜の収穫を楽しむ宮嶋さん家族ら=4月28日、川根本町下長尾

 多くの観光地がにぎわうゴールデンウイーク期間中、川根本町では小規模ながら家庭的な雰囲気が魅力の「農家民宿」が人気を集めている。農作業の手伝いなど通常の観光旅行とはひと味違う「グリーンツーリズム」が個人客を引き付け、地域一体となった情報発信も奏功して10連休は全9軒が満室状態。「令和」時代の新たな地方活性化策として、関係者から期待の声が上がっている。
 同町下長尾の農家民宿「花ねこ」には4月28日、埼玉県から宮嶋隆行さん(41)家族3人が訪れた。経営者の榊原繁さん(69)夫婦からこつを教わりながら野菜を収穫し、調理して味わった。会話も弾み、宮嶋さんは「田舎でのんびりした時間を過ごすのはとても楽しい。地元の人々と触れ合えるのも大きな魅力」と笑顔を見せた。
 同町ではNPO法人かわね来風(浜谷友子事務局長)が各農家民宿と協力し、国の交付金を活用して各施設の体験内容を一覧できるウェブサイトを2018年に開設。予約の申し込みフォームも整備し、幅広い世代の集客に成功した。19年には英語と台湾語のパンフレットも発行し、海外からの旅行者も受け入れている。
 農家民宿を推進する動きは県内各地で進む。県観光政策課によると、各地区の農林事務所が開業希望者への説明会や開業後の相談会を積極的に開き、ここ数年で開業数が急激に増加。農家民宿は現在34軒に上る。
 かわね来風は各農家民宿と定期的に会合を開き、サービスの向上に向けて情報交換を行っている。浜谷事務局長は「地域一体の運営で、地場産業など地域全体の活性化につなげたい」と話す。

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