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GPSで見守り強化 袋井市、子どもに端末配り実証実験

(2019/3/14 17:01)
大石隆之主任主査(左)に教わりながら見守りシステムの利用方法を確認する保護者=2月中旬、袋井市
大石隆之主任主査(左)に教わりながら見守りシステムの利用方法を確認する保護者=2月中旬、袋井市

 袋井市が地域ぐるみの見守り体制構築に向けた実証実験を実施している。対象とする子どもに衛星利用測位システム(GPS)機能付きの小型端末を所持させ、普段と異なる行動を察知する。今後高齢者も対象に行う予定で、子どもから高齢者までを一括して見守るシステムが構築できれば県内初という。見守りボランティアの負担軽減へ早期の実用化を目指す。
 3月末までの実証実験は市立山名小の1、2年生約40人が参加。GPSの移動情報を人工知能(AI)が行動履歴として分析し、登下校時の足取りに異常があれば保護者のスマートフォンに通知が届く。長女が参加中の女性会社員(37)は「仕事のため帰宅時に家にいないことが多く、子どもの安全が分かって安心できる」と歓迎する。
 高齢者の実証実験は50人程度を対象に2019年度に実施予定。離れて暮らす家族が行動を把握することで、徘徊(はいかい)対策にもつなげる。
 市によると、児童や高齢者の行動を把握するシステムは他自治体でも構築されているが一元化されていないという。両者に注意を払いたいものの、家族や見守りボランティアの負担が大きいとの指摘があった。
 市ICT街づくり課の大石隆之主任主査(44)は「共働き世帯の増加で四六時中子どもに付いていられず、何かあった際にすぐ駆け付けられないケースが増えている。高齢化にも備える必要がある」と強調する。

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