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優しい肌触り 磐田の寝具店、ヘンプ100%のストール開発

(2019/1/23 17:01)
試作品のストールの手触りを確認する三島治さん(右)と妻の朋子さん=磐田市中泉の「菊屋」
試作品のストールの手触りを確認する三島治さん(右)と妻の朋子さん=磐田市中泉の「菊屋」

 今年の新天皇即位で執り行われる「大嘗祭(だいじょうさい)」で献上されるヘンプ(大麻)の布。この素材に注目する磐田市の寝具店「菊屋」がこのほど、ヘンプ100%のストールを開発し、クラウドファンディングの仕組みを使った販売に乗り出した。店主の三島治さん(62)は、「独特の優しい肌触り。小さな店の挑戦を応援するつもりで購入してもらえたら」とアピールする。
 同店は1997年からインターネットで蚊帳の通信販売を手掛け、全国的にも注目を集めた。2005年からは、伝統素材のヘンプ100%の蚊帳を地元の織物業者と協力して開発。しかし、近年は安価な海外製品の増加に加え、猛暑で蚊の活動が鈍るなどの影響で売り上げが減少傾向になっていた。
 そこで三島さんは、以前から「肌触りを生かせないか」と考えていた蚊帳の素材ヘンプを活用したストールの開発を思い立った。同店にとって、寝具関連以外の商品を販売するのは初めてで、妻の朋子さん(62)や東海地方の若手女性職人グループ「凛九(りんく)」のメンバーら女性の協力を仰いだ。商品は、生成りと富士宮市の工房で染めた藍染めの2色を用意した。
 当面、販売は受注生産に近い形が取れるクラウドファンディングを通じて行う。三島さんは「小さい店ながら、早いうちからネット販売に取り組み、挑戦してきた。今回は“蚊帳の外”へ飛び出した気持ち」と前向きに語る。
 金額は生成りが1万800円、藍染めが1万4600円。申し込みサイトのURLは<https://www.makuake.com/project/loharth>へ。締め切りは2月20日。発送は3月中の予定。

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