駿河湾奥、魚影薄いまま 組合資源調査、南部比較的多く

 駿河湾産サクラエビの春漁解禁を前に、県桜えび漁業組合は14日までに、漁場での体長組成を調べ、操業方針の参考にする資源調査を湾全域で実施した。湾奥部や湾中部に比べ、湾南部に資源が偏る傾向が続いていることが改めて確認された。
 関係者によると、春漁の主な漁場となる湾奥部や中部で魚影が薄い状態が続いている。採捕できたサンプルも小型のエビが目立った。これに対し、湾南部では比較的多くのサンプルが確認できたという。
 14日は由比港漁協所属の漁船が湾奥と中部で約3時間の調査を実施。各船で複数のサンプルを採捕。19日には漁師、加工業者、有識者らによる「情報連絡会」を開き春漁前の資源状態を共有する。

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