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生態研究、漁師らに説明 静大特任教授、サクラエビ調査へ連携

(2020/6/24 09:46)
駿河湾のプランクトンの状況などをサクラエビ漁師らに説明する静岡大のカサレト・ベアトリス特任教授(左)=23日午後、静岡市清水区の由比港漁協
駿河湾のプランクトンの状況などをサクラエビ漁師らに説明する静岡大のカサレト・ベアトリス特任教授(左)=23日午後、静岡市清水区の由比港漁協

 サクラエビ不漁の原因究明について静岡大と由比港漁協が進める連携の一環として、同大のカサレト・ベアトリス特任教授と鈴木款特任教授が23日、漁協を訪れ、現在までの研究状況を話した。漁協や県桜えび漁業組合幹部ら約15人が参加。今後もプランクトンの採取などで協力することを確認した。
 カサレト特任教授によると、サクラエビの産卵盛期は数カ月遅れている。幼生の餌のプランクトンの大発生が起きる初夏と時期的なずれがある。さらに、鉛直方向の海水温が深さとともに急に変化し、日周鉛直運動を繰り返すサクラエビが餌の豊富な海面付近まで上昇できなくなっている可能性にも言及した。
 カサレト特任教授は「問題はプランクトンが豊富なとき、サクラエビがどこにいるか。鉛直方向の急な水温変化は日周鉛直運動にとってのバリアーのようになっているのでは」と述べた。
 カサレト特任教授と鈴木特任教授は今後、同漁協と水温の鉛直分布の実態も調査する。

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