雨畑ダム、土砂搬出先決まらず 日軽金、検討会で説明

 駿河湾産サクラエビの不漁を契機に注目されている雨畑ダム(山梨県早川町)の堆砂問題で、日本軽金属は4日、甲府市内で雨畑地区土砂対策検討会の第3回会合を開き、国や県の担当者に対して土砂の搬出先がいまだ決まっていないことを明らかにした。
 取材に応じた同社の敷根功蒲原製造所長によると、搬出先候補地を本県内にも拡大して選定を行っているが見つからない状況。静岡県の川勝平太知事は防潮堤への受け入れ方針を表明しているが、本県から同社に対して具体的な提案はないという。
 敷根所長は「一度ダムの外に仮置きし、その後搬出することも一つの案」と述べた。
 ダム周辺の道路は狭く、ダンプカーの往来により住民生活に支障が出る懸念も出た。同社はベルトコンベヤーをダム下流の早川本流などにも設置する案を示したが、山梨県は景観上の問題などがあり、地元の了解が必須との考えを示した。
 同社は今月、昨年の台風で被災したダム上流の雨畑地区の川沿いに高さ6メートル以上、長さ約900メートルの鉄板製の浸水防止堤防を着工する意向も示した。

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