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室内でワサビ栽培 動画配信にも挑戦 山本食品(三島市)【しずおかMIRUIプロジェクト】

(2020/10/21 08:50)
自然の状態に近いワサビ田
自然の状態に近いワサビ田

 ワサビ加工品製造の山本食品(三島市)は、運営するワサビをテーマにした観光施設「伊豆わさびミュージアム」(函南町)に自然の状態に近いワサビ田を設置した。新型コロナウイルスの感染拡大で観光客が減る中、世界農業遺産に認定された水ワサビ栽培の魅力を発信する。
 「本物の栽培風景を間近で見てもらいたい」との思いから、日当たりの良い部屋にコンクリートで約12平方メートルのワサビ田を造り、水温を約12度に調節して栽培する。屋内での栽培例は少ないとされるが、温度管理や土の種類などの研究を続け、9月の一般公開につなげた。クラウドファンディングで集めた資金はワサビ田の改良、PR費用に充てる。
 同社は2018年にミュージアムをオープンした。わさび漬けの製造工程を紹介するコーナーを設けるなど、来場者を楽しませる工夫を続けてきた。
 県内外から土産物を購入する団体旅行客が多く訪れ、昨年3~9月は約2700台の観光バスが来場したが、新型コロナの影響を受けた今年は約40台と激減した。山本豊社長(58)は「団体ツアーがすぐに復活することはない。個人の観光客にも楽しんでもらえるように、施設の魅力を高めたい」と語る。
 これまでにも、動画サイト「ユーチューブ」にワサビの産地や食べ方を紹介する動画を投稿したり、ワサビ入りマヨネーズを開発したりするなど新しい取り組みに挑戦してきた。「ワサビは日本固有のハーブ。すしや刺し身、そば以外にもたくさんの食べ方がある。身近に感じてもらう努力を続けたい」と意気込む。

 クラウドファンディング 
 目標額達成、募集終了

 ◇会社概要
 創業1905年、従業員50人。

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