工事は住民の理解得て 国交相、JRに指導へ【大井川とリニア】
赤羽一嘉国土交通相は12日の閣議後会見で、JR東海がリニア中央新幹線で40メートルより深い「大深度地下」を掘る予定のトンネル工事について、地域住民の理解と協力を得て実施するようJRを指導していく考えを示した。東京都調布市の東京外郭環状道路(外環道)工事現場付近で起きた道路陥没事故を受け、住民理解の重要性を改めて強調した。
JR東海は大深度地下の工事を東京・神奈川、愛知の2カ所計約50キロ区間で、2021年度初めごろから始める計画。赤羽氏は、JRは安全な工事方法の検討や住民説明会を計画しているとして「(JRが工事を)スケジュールありきで進めることはないと承知している」と述べた。