牧之原の産業、工事影響懸念 市議会が研修会【大井川とリニア】

 リニア中央新幹線工事に伴う大井川の流量減少問題を巡り、流域の牧之原市議会は18日、県くらし・環境部の織部康宏、田島章次両理事を招いた研修会を開いた。議員からは市内産業に及ぼす影響を懸念する声や、県とJR東海との対話の進め方に関する質問が相次いだ。

大井川の流量減少問題に関し牧之原市議から影響を懸念する声が上がった研修会=18日午後、市役所相良庁舎
大井川の流量減少問題に関し牧之原市議から影響を懸念する声が上がった研修会=18日午後、市役所相良庁舎

 同市は、長島ダム(川根本町)を主な水源とする東遠工業用水道企業団から市内企業が多くの供給を受けていて、牧之原農業用水も受益面積のうち4割を占める。織部理事は「(牧之原市は)大井川の水にかなり頼っている。流量が減ると影響を受ける」と指摘した。平口朋彦議員は「水を利用している事業所が多い地域。(市外への企業の移転で)富が流出するのは受け入れがたい」と懸念を伝えた。
 JR東海との協議の在り方について、大石和央議員は「市民が懸念するような材料も含めて、JRに情報を出してもらうことでしか対話が進まないのでは」と質問。織部理事は「データをきちんと出して分かりやすく説明してもらえれば対話は円滑にいくと考えている」と答えた。

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