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国交省専門家会議「信頼感の源」 JR東海社長、進展に期待【大井川とリニア】

 JR東海の金子慎社長は28日の定例記者会見で、リニア中央新幹線南アルプストンネル工事に伴う大井川の流量減少問題を議論する国土交通省の専門家会議に関し「学識の高いトップレベルの先生方に集まっていただき、その場でいろいろなことが議論されること自体が信頼感の源」と述べ、進展に期待した。
 金子社長は、リニアの沿線地域から早期開業を求める声が上がる一方で、国交省の会議で専門的な議論が続いていることに「当事者としてなるべく早くという気持ちはあるが、利水者や生活者の方々の懸念を科学的、工学的に解消する取り組みは大変大切」と強調。「流域の大きな関心事である、トンネル掘削で水に影響が出ないかという点を中心に、私たちが必要だと思うこと、委員から説明した方がよいとされたことはしっかり説明する」と基本姿勢を述べた。
 県や利水者と基本協定を締結することについては「懸念されている水利用が大丈夫なのか、中身の話が解明されないと、利水者はどうやっても納得されないと思う。(協定という形を取るかどうかも含めて)話し合いの中で整理が付く話だと思う」と認識を示した。

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