生活クラブ生活協同組合・静岡、静岡県の対応を支持 署名2170人分提出【大井川とリニア】

 リニア中央新幹線工事に伴う大井川の流量減少問題を巡り、生活クラブ生活協同組合・静岡の榊原優子理事長は9日、静岡県庁を訪れ、同問題に関する情報公開を徹底している県の対応を支持するとした署名2170人分を川勝平太知事に提出した。

川勝平太知事(左から2人目)に署名を手渡す榊原優子理事長(同3人目)=9日午後、県庁
川勝平太知事(左から2人目)に署名を手渡す榊原優子理事長(同3人目)=9日午後、県庁

 署名は8月下旬から1カ月間、大井川流域を含む県内の組合員やその家族らに呼び掛けて集めたという。榊原理事長は「個人的には危険を冒してまでリニアは必要ないと思う」と述べ、同席した赤堀ひろ子前顧問は「長い物や権力に巻かれるのではなく意見を表明しないといけない。(JR東海や国土交通省は)県民をばかにしないでほしい」と訴えた。
 川勝知事は「2千人の味方ができた。水を大切にする思想をJRが持たないといけない」と応じた。
 生活クラブは今後、JRと国交省にも情報公開の徹底を求める意見書を提出する。

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