「リニア工事に環境相許可必要」南アルプスの特別地域内 衆院委で局長答弁

 リニア中央新幹線工事を巡り、環境省の鳥居敏男自然環境局長は17日の衆院環境委員会で、南アルプス国立公園特別地域内でトンネル工事を行う場合、環境相の許可が必要との認識を示した。立憲民主党の源馬謙太郎氏(衆院比例東海)の質問に答えた。
 鳥居局長はリニアが特別地域の地下を通る計画であることから、自然公園法に基づき、JR東海による工事許可申請が必要と説明した。同法は、国立公園特別地域内に工作物を新設したり、河川の水位や水量に増減を及ぼしたりする場合、環境相の許可が必要と規定している。
 鳥居局長は工事計画が固まっていないことから「現時点で具体的な手続きや許可は判断できる段階にない」としつつ、「明らかに地上の景観や植生に影響がある場合は、(JRに)何らかの対策をお願いすることになる」と指摘した。JRはトンネル周辺で地下水位が低下すると予測しているが、鳥居局長は「地下水の増減そのものは許可を必要とする対象ではない」と述べた。

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