JR東海に抗議文送付へ 流域10市町と静岡県、利水団体が調整

 リニア中央新幹線工事に伴う大井川の流量減少問題を巡り、JR東海の金子慎社長が工事の影響回避を求める静岡県の対応について「県から実現しがたい課題が課されている」などと発言したことについて、流域10市町と利水団体、県が連名で抗議文を同社に送る方向で調整していることが30日、分かった。
 金子社長は27日、国土交通省がJR東海を指導するために設置した専門家会議の初会合で、県が工事に伴う水資源への影響回避を課題に挙げていることについて「いくら何でも事業者にそこまで求めるのは無理なのではないかという点も含めて審議してほしい」と委員に要請した。
 抗議文で流域市町や県は、発言が専門家会議の設置趣旨に反する点などを指摘し、同社に考え方や対応を改めるように求めていくとみられる。
 金子社長の発言を受けて島田市の染谷絹代市長は28日の記者会見で「耳を疑うような内容。いかにJRが地元を理解していないか、という表れ」と不快感を示していた。

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