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南海トラフ地震「啓発大事」 気象庁・長谷川新長官が会見

(2021/1/6 09:36)
就任会見で抱負を述べる気象庁の長谷川直之長官=5日午後、同庁
就任会見で抱負を述べる気象庁の長谷川直之長官=5日午後、同庁

 5日付で気象庁の長官に就任した長谷川直之氏(60)が同日、同庁で記者会見し「産学官の連携を重視した業務の発展に力を入れていきたい」と抱負を述べた。発生が予想される南海トラフ巨大地震については、同庁が運用している関連情報の「普及啓発が非常に大事な取り組みになる」との認識を示した。
 長谷川氏は、風水害分野で線状降水帯や台風の予測精度向上、地震火山分野では観測・監視、緊急地震速報などの改善を課題に挙げ「飛躍的に進化させるためには多くの分野の研究機関との連携が重要になる」とした。具体化へ向けた協議会設立に「すぐにでも着手したい」とも述べた。
 南海トラフ地震に関連する情報は現在、南海トラフ沿いで異常現象が観測された場合に「巨大地震警戒」「巨大地震注意」といったキーワードを付記した臨時情報が出される仕組みになっているが、さらなる市民理解が必要と指摘。「内閣府や地元自治体としっかり協力し、広報に努めたい」と強調した。
 コロナ禍においては「24時間体制の業務を継続していくのが最大の優先事項。どんなことがあっても国民の皆さんに不便を掛けないという覚悟で(職員)みんなで頑張っていく」と語った。長谷川氏は1983年同庁採用。予報部長や気象防災監を歴任した。

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