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災害ごみの集積方法検討  富士で仮置き場受け入れ訓練

(2020/12/29 10:09)
運ばれた資源ごみなどを仕分けする職員ら=28日午前、富士市の大渕公園
運ばれた資源ごみなどを仕分けする職員ら=28日午前、富士市の大渕公園

 近年増加する風水害などで大量発生するごみの集積方法を検討する県内初の「災害時仮置き場訓練」が28日、富士市の大渕公園で行われた。同市職員や廃棄物処理業者らが仮置き場の設営やごみを搬入する車両の誘導方法などを確認した。
 訓練は、浸水害が発生した際のごみの廃棄場所の確保や、廃棄場所への車両渋滞などが課題となる中、円滑な仮置き場の設置や運営、撤去作業を検証する狙い。同市と県産業廃棄物協会富士支部、市一般廃棄物協同組合が連携して実現した。
 大掃除で大量のごみが出る年末を利用し、市が広報紙を通じて資源ごみの搬入を求め、多数の市民がごみを持ち寄った。
 会場は金属や廃プラスチック、衣類など11種類のブースを設け、コンテナやごみ収集車を配置。事業者が鉄板を敷くなどの設営を担った。公園内を巡回する誘導路を設け、公園外にごみの搬入車両があふれないよう工夫したほか、ブース前に駐車スペースを設け、市職員らが待機中の搬入車両にごみの種類を確認して誘導した。車から出したごみの分別を事業者や職員が手伝った。
 同市は防災計画で市内4カ所の公園をごみの仮置き場に位置付けている。成宮和具市環境部長は「訓練結果を検証し、机上の計画と現実との調整を図るきっかけにしたい」と述べた。同協会支部担当者の熊王紀夫さんは「行政との連携体制が築けたのは大きい。訓練の成果を県内で共有したい」と話した。

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