南海トラフ活動、特段の変化なし 気象庁が解説情報
(2020/12/8 08:45)-
気象庁は7日、静岡県を含む南海トラフ沿いの主に11月の地震、地殻活動に関し、「大規模地震発生の可能性が高まったと考えられる特段の変化は観測されていない」とする「南海トラフ地震関連解説情報」を発表した。
10月31日から11月6日に紀伊半島北部、11月20日から27日に四国西部で観測した微少な揺れとわずかな地殻変動は、想定震源域のプレート境界深部で発生した短期的ゆっくり滑りによると推定した。
今年夏頃から紀伊半島西部・四国東部で観測されている地殻変動は、紀伊水道周辺のプレート境界深部での長期的ゆっくり滑りに起因すると推定した。
これらはいずれも、「従来から繰り返し観測されてきた現象」と評価した。
同日の南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会の定例会合は、新型コロナウイルス感染症対策のためテレビ会議形式で開催した。
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