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南海トラフ推計死者7万人減効果 静岡県の地震・津波対策

(2020/12/3 19:30)
地震・津波アクションプログラム推進による減災効果
地震・津波アクションプログラム推進による減災効果

 静岡県は2日、南海トラフ巨大地震を見据えて2013年度に策定した「地震・津波対策アクションプログラム」の進捗(しんちょく)状況を公表した。当初最大で10万5千人と推計した犠牲者数は、19年度末現在、その約7割に当たる7万2千人を減らし、3万3千人に抑えたとした。最終目標の22年度末には、さらに1万3千人を減らし2万人にとどめることを目指す。
 2年前に進捗を公表した時点では、推計した犠牲者の削減数は3万9200人。7万2千人まで削減数を伸ばせたのは、浜松市で防潮堤が完成したほか、県内各地で津波避難施設が増加し、住宅の耐震化が進んだ効果も大きいという。
 県によると、同プログラムでは187項目の地震、津波対策を推進していて、98%に当たる183項目で目標達成や計画の前倒しが実現している。一方、ブロック塀の倒壊対策や防災人材の活用など4項目で進捗が遅れている。
 19年度末現在の推計犠牲者数3万3千人の内訳は、建物の倒壊や火災6200人、津波2万7千人、山崩れ・崖崩れ191人。県の太田博文危機管理監代理は「総仕上げの時期に入る。防災意識の向上で犠牲者がさらに減らせる部分もあるので、そうした対策も強化する」と話した。
 

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