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浜松・天竜区で土砂崩れ 県道通行止め、復旧めど立たず

(2020/10/14 06:28)
土砂崩れで道路が寸断された県道=13日午後、浜松市天竜区龍山町(静岡新聞社ヘリ「ジェリコ1号」から)
土砂崩れで道路が寸断された県道=13日午後、浜松市天竜区龍山町(静岡新聞社ヘリ「ジェリコ1号」から)

 浜松市天竜区龍山町瀬尻の瀬尻橋南約4キロの県道大輪天竜線で13日正午ごろ、土砂崩れが発生した。市は現場付近の約5・7キロを全面通行止めとした。県道の復旧のめどは立っていない。7月の豪雨で同9日から全面通行止めの国道152号に続き、北遠の生活道路がまたも不通となった。「気がめいる。早く復旧を」。迂回(うかい)路はあるが約60キロの遠回りを強いられ、住民からは不安の声が漏れる。
 崩落現場は幅約30メートル、高さ約50メートルで、約1500立方メートルの土砂が県道をふさいだ。巻き込まれた車やけが人はいない。孤立集落はない。市天竜土木事務所によると、夏の長雨に加え、岩盤の風化による崩落の可能性があるという。
 迂回路は同市浜北区の根堅交差点から天竜区佐久間町の大井橋間約60キロ。当面、北遠方面への通行は三遠南信自動車道を利用するなど大幅な迂回を迫られる。
 同日午後に、南へ約30キロの天竜区役所で開かれた区協議会に出席した龍山町瀬尻の片桐滋人委員(69)は「いつもは車で30分のところが1時間半かかった」と疲れた表情。さらに「国道の開通のめども出さないまま、今回の通行止め。住民が置き去りだ」と市の対応に憤りをぶつけた。
 週に1、2回程度、県道を通る同区水窪町の農業男性(65)は「三遠南信自動車道を通るしかない。とにかく早く開通を」とこぼした。

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