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サクラエビ「禁漁破りは事実」 組合、詳細調査踏み込まず

(2020/5/26 14:46)
役員会後に取材に応じる県桜えび漁業組合の実石正則組合長=26日午前、静岡市清水区の由比港漁協
役員会後に取材に応じる県桜えび漁業組合の実石正則組合長=26日午前、静岡市清水区の由比港漁協

 由比港漁協(静岡市清水区)所属のサクラエビ漁船団が22、24両日の夜、駿河湾奥の禁漁区で操業したとみられる問題で、県桜えび漁業組合(実石正則組合長)は26日、同漁協で緊急役員会を開いた。実石組合長は役員会後の取材で、22日の禁漁区内での操業については「やったのは事実」と認めた。一方、24日は操業したとされる船主の証言が得られていないとして詳細の説明を避けた。
 同組合は26日午後、船主会を開く。一部に役員の責任追及を求める声があり、議題として議論される可能性がある。実石組合長は24日の操業について、船主に聞き取りしたものの、GPSデータなど漁船の航跡の確認はしていないことを明らかにした上で、「聞き取り以上の詳細な調査を今後行わない」と話した。
 また、実石組合長は自身の進退には触れず、「今後は対策のため監視船を構成し、禁漁区内に入らないよう注意する」とした。
 一方、関係者からは事実関係の徹底調査を求める声が多い。ある船主は「24日夜も禁漁区内で操業したのは間違いないのに、なぜきちんとした調査や説明をせず隠蔽(いんぺい)しようとするのか」と憤る。
 県は田子の浦港沖の禁漁区内で操業したとみられる問題を受け、調査に乗り出す。

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