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帰省迷う静岡県学生、都内生活見直しも 東京など緊急事態宣言へ

(2020/4/7 07:32)
ひっそりとした静岡県学生会館「富士寮」。帰省を悩む学生らが生活している=6日午後、東京都文京区
ひっそりとした静岡県学生会館「富士寮」。帰省を悩む学生らが生活している=6日午後、東京都文京区

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け安倍晋三首相が6日、表明した緊急事態宣言の発令準備。都内で生活する県内出身者らの思いは複雑だ。「東京は心配なので帰省する」「ウイルスを持っているかもしれない。静岡に帰ってもいいのか」-。急展開する事態に、さまざまな声が聞かれた。
 首都圏の大学や専門学校に通う県内出身の学生を受け入れている県学生会館「富士寮」(東京都文京区)。大学進学のため約1週間前に入寮したばかりの男子学生(18)は浜松市北区の実家に戻るため駅に向かった。「新生活の準備をしながら様子を見ていたが、今から帰る」
 山田耕司寮長によると全46室は満室ながら、6日時点で残っている学生は5~6人。3月中旬以降、帰省する寮生が相次いだという。ただ、中には残留を迷っている学生も。
 アルバイト先が営業を縮小したため同市西区に週内に帰省する予定だった東京理科大新2年の男子学生(19)は「昨日、親と話して帰ると決めていたが緊急事態宣言と聞いて迷っている。帰ってもいいのか」と不安を口にした。自分が感染しているかもしれないリスクを踏まえ、家族を思いやった。
 首相の緊急事態宣言の方針に、静岡市清水区出身の主婦(45)は「当然。もっと早くても良かった」と受け止めた。長泉町から港区に通勤する団体職員の男性(44)は宣言発令を想定内としつつ「東京通勤自体がリスク。通勤回数を減らしたい」と話した。
 宣言期間は1カ月程度とされ、5月の大型連休に及ぶ。藤枝市出身で都内に住む公務員男性(35)は「万が一があったら大変」と地元の母親に連休中の帰省見送りを連絡した。

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