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山梨・雨畑ダム、新規流入土砂撤去盛り込まず 日軽金の計画了承

(2020/3/26 09:45)
堆砂の影響で河床が上昇、台風19号により浸水被害に見舞われた雨畑ダム上流の本村集落=2019年10月13日、山梨県早川町雨畑地区(静岡新聞社ヘリ「ジェリコ1号」から)
堆砂の影響で河床が上昇、台風19号により浸水被害に見舞われた雨畑ダム上流の本村集落=2019年10月13日、山梨県早川町雨畑地区(静岡新聞社ヘリ「ジェリコ1号」から)
日経金の雨畑ダム土砂撤去最終計画案骨子
日経金の雨畑ダム土砂撤去最終計画案骨子

 日本軽金属雨畑ダム(山梨県早川町、1365万立方メートル)の堆砂について話し合う雨畑地区土砂対策検討会が25日、甲府市で開かれ、国や同県は5年間で700万立方メートルを搬出する同社の最終計画案を了承した。ただ、毎年新たにダムに流入する平均50万立方メートルの土砂撤去について日軽金は「正確に計算できない」などとして最終計画案には盛り込まず、台風で河床が上昇すれば、上流が被災する懸念が残った。
 最終計画案では2020~21年度、土砂を建設用の骨材として出荷したり搬出用道路の造成に利用したりして300万立方メートルをダム外に搬出。22~24年度には骨材としての出荷のほか、近隣の造成地など新たな利用先を開拓することで300万~400万立方メートルの堆砂を減らすとした。
 同社は同町周辺で土砂埋め立て用地を探したが見つからなかった。静岡県は防潮堤への利用を提案したが、同社幹部は「運搬の問題がある」とし、基本的に否定的な考えを述べた。
 堆砂問題は駿河湾産サクラエビの不漁をきっかけにクローズアップ。昨年の台風19号では、上流地区が被災し、県道が崩落するなど孤立状態となった。


 ■土石流入「その時考える」 日軽金幹部一問一答
 25日の雨畑地区土砂対策検討会後、関係者が記者会見した。主なやりとりは次の通り。

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