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受刑者が公園清掃 静岡刑務所、円滑な社会復帰へ

(2020/2/26 10:25)
刑務官が逃走を警戒する中、公園の清掃に取り組む受刑者(左から2人目)=25日午前、静岡市葵区
刑務官が逃走を警戒する中、公園の清掃に取り組む受刑者(左から2人目)=25日午前、静岡市葵区

 静岡刑務所(静岡市葵区)の仮釈放予定受刑者が25日、近隣の公園で清掃の社会貢献活動に取り組んだ。社会の一員としての自覚を高め、円滑な復帰につなげる目的。今後も月2回のペースで続け、順調に進めば他の公園での活動も検討する。
 再犯防止施策の一環で、市の協力と地元自治会などの理解を得て企画した。全国の刑事施設で先行事例があるが、県内では初めて。
 1人の男性受刑者が1時間以上にわたって活動した。刑務官5人に付き添われ、刑務所から徒歩で公園まで移動。到着すると、刑務官が逃走防止に目を光らせる中、ベンチの下や植え込みの中まで丁寧に落ち葉を拾った。
 受刑者が“塀の外”で活動することで、閉鎖的なイメージを持たれやすい刑務所への理解促進も狙っている。既に地元からは別の公園での清掃を要望する声も上がっているという。刑務官の一人は「地域の役に立てているという実感が、更生の一助になれば」と期待した。
 法務省矯正局によると、清掃や散髪ボランティアといった受刑者の社会貢献活動は2011年度に始まった。これまでに全国の刑事施設25カ所以上で行っている。活動中の逃走事案は起きていない。

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