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キャンセル続き、痛い書き入れ時 新型肺炎で静岡県内飲食店など

(2020/2/26 11:30)
殺菌効果を備えた加湿器(右下)や店員のマスク着用などで感染予防に努める飲食店=25日午後、静岡市清水区
殺菌効果を備えた加湿器(右下)や店員のマスク着用などで感染予防に努める飲食店=25日午後、静岡市清水区

 新型コロナウイルスの国内感染拡大を受け、県内の飲食店で25日までに予約のキャンセルが相次ぐなど影響が広がっている。「事情が事情なのでやむを得ない」と冷静な受け止めがある一方、歓送迎会の書き入れ時だけに「大きな痛手」との悲鳴も聞かれる。
 「各店舗で1日に1件はキャンセルが入る状態」。そう話すのは静岡市などで18店舗を展開する「なすびグループ」の赤堀真太郎常務取締役総支配人(50)。個人客の影響は少ないものの、企業、学校、団体の懇親会や観光ツアーなど10~30人の宴会が取りやめ傾向にある。「売上で十数%の影響があり、無視できない」。政府が特に注意喚起する立食形態の店舗では従業員にマスク着用を指示した上で、殺菌効果を備えた加湿器を稼働。取り分け用のトングは15分おきに洗浄する徹底ぶりだ。今後、仮に県内で感染患者が確認された場合は「対応のステージが変わる。お客様の安心安全が第一」と店舗休業や営業時間の短縮も視野に入れる考えを示唆した。
 三島市のみしまプラザホテルは宴会と結婚式で計4、5件の延期申し入れがあった。延期になった宴会はいずれも首都圏にある本社と地元営業所の社員交流会という点でおおむね共通しているという。室伏勝宏会長(73)は「感染者の出ている大都市との接触を避けるリスク管理だろう。仕方ない」と理解を示す。
 浜松市中区にある居酒屋の男性店主は「常連客が中心なので影響は少ない」と冷静な受け止め。ただ、「騒動が終息しなければ『外で飲んでいる場合ではない』と思う人は増える。客入りに響くのは時間の問題」と余波を懸念した。

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