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「高齢者守る」対策入念 新型肺炎、静岡県内施設厳戒

(2020/2/22 07:40)
ウイルス感染予防に万全を期す施設=21日午後、静岡市葵区の「楽寿の園」
ウイルス感染予防に万全を期す施設=21日午後、静岡市葵区の「楽寿の園」

 新型コロナウイルスによる肺炎の国内感染拡大を受け、県内の高齢者福祉施設が警戒を強めている。クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で死亡した乗客2人を含め、国内で亡くなった3人は全て80代だった。「入所者や通所者がひとたび感染すれば最悪の事態を招きかねない」。各施設は、高齢者への感染防止に厳戒態勢を敷く。
 静岡市葵区の特別養護老人ホーム「楽寿の園」。21日も「ウイルスを施設内に持ち込ませないことが最大の予防策」として、家族らによる面会時のチェックを徹底していた。建物入り口で手指消毒を、受付でマスク着用と検温を求め、面会者の周辺の人にまで発熱患者がいないかを確認している。
 施設を運営する楽寿会の有馬良建理事長は「クルーズ船の死者には衝撃を受けた。例年、厳重な感染症対策を実践しているが、今回は念には念を入れる」と力を込める。面会自体の禁止も視野に入れる。
 三島市の介護付有料老人ホーム「サンリッチ三島」は見学や体験入居、面会を当面中止に。介護度の重い入居者に特化して対応する施設内センターに除菌効果があるオゾン生成器を導入し、入居者の感染に備え隔離用の居室も用意した。福家英也社長は「『想定外』は言い訳にならない。万全を期す」とする。
 静岡県福祉指導課は施設を対象に感染症対策の指導を改めて実施している。沢井和昭課長は「感染予防は施設の取り組みに懸かっている。今後も状況に応じて適切に対応する」と述べた。

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