静岡新聞NEWS

産廃場巡り浜松市提訴 引佐地区住民、設置許可取り消し求め

(2020/1/16 17:00)

 浜松市北区引佐町奥山で廃棄物処理会社(同市東区)が計画している産業廃棄物最終処分場について、地元住民が16日、設置許可処分を決定した市に対し、許可取り消しを求める訴えを静岡地裁に起こした。住民側は「生活に支障をもたらし、災害時の対策案も示されておらず許可は不当」としている。
 訴状によると、(1)処分場から出る有害物質、焼却灰やアスベスト(石綿)の飛散などで周辺住民の健康に重大な影響を及ぼす恐れ(2)廃棄物からしみ出る汚染水の域外流出を防ぐ遮水シートが破断する可能性が高く、地域の井戸水などを汚染する危険性―などを指摘。区域内で2018年7月に大規模な地滑り事案があったことを踏まえ、災害につながりかねないとも主張した。
 建設を巡り廃棄物処理会社と住民が対立し、市が条例に基づきあっせんを実施したが17年9月に打ち切られた。市は18年12月、廃棄物処理会社に施設設置を許可。住民は許可取り消しを求める行政不服審査請求を県に申し立てている。
 住民はこれまで、住民監査請求を行ったが市監査委員に却下・棄却されている。市産業廃棄物対策課の今井重徳課長は「廃棄物処理法に基づき、事業者からの申請書類を慎重に審査し適合していることを確認した。許可は適切であると考える」とコメントした。

静岡社会の記事一覧

ニュースアクセスランキング

  • 読み込み中です・・・
静岡新聞データベース

SBSテレビチャンネル

YouTube
こどもみらいプロジェクト「おやこアットエス」
静岡新聞SBSスクープ投稿
静岡新聞モバイルサイト