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白籏史朗さん死去 86歳、山岳写真家

(2019/12/3 17:00)
山岳写真の会「白い峰」作品展の講演会で、世界遺産富士山に対する思いを語る白籏史朗さん=2014年3月、静岡市駿河区の静岡県立美術館
山岳写真の会「白い峰」作品展の講演会で、世界遺産富士山に対する思いを語る白籏史朗さん=2014年3月、静岡市駿河区の静岡県立美術館

 山岳写真家として活躍した白籏史朗(しらはた・しろう)さんが11月30日午後10時30分、腎不全のため伊豆の国市の病院で死去した。86歳。山梨県出身。自宅は三島市緑町。後日、お別れの会を開く。
 富士山、ヒマラヤ、アルプスなど国内外の名峰を長年撮影。1977年に日本写真協会賞を受賞した。天皇陛下とも長年親交があった。
 80~90年代にはSBS学苑の「南アルプス写真教室」の講師も務めた。
 静岡県主催の「秀景ふるさと富士写真コンテスト」の審査委員長を2010年度から10年間務めた。

 ■南アルプス、富士山撮影に熱
 山岳写真の第一人者として活動した白籏史朗さんは、県内でも大自然を撮影するとともに講演会を開くなど熱心に環境保護を訴えた。
 南アルプスでの撮影活動をライフワークにした白籏さんは、絶滅や減少が懸念される高山植物などをカメラに収めながら環境問題に厳しいまなざしも向けた。2014年の県立美術館の講演では被写体としての富士山について、「本質を写し撮るのは大変。今も試行錯誤を続けている」と霊峰と向き合う姿勢を語っていた。
 07年には当時の東海パルプ創立百周年記念事業として静岡市葵区の井川地区に「白籏史朗写真館」が設立された。南アルプスを代表する高峰などの大型写真パネルを展示し、山岳写真の魅力を伝えている。

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