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冬の富士山、強風や凍結「想像絶する」 御殿場で対策会議

(2019/11/21 08:04)
冬の富士登山の危険性周知を徹底すべきとの意見が出た冬山遭難防止対策会議=20日午前、御殿場市役所
冬の富士登山の危険性周知を徹底すべきとの意見が出た冬山遭難防止対策会議=20日午前、御殿場市役所

 静岡県山岳遭難防止対策協議会東富士支部(支部長・若林洋平御殿場市長)は20日、冬山遭難防止対策会議を同市役所で開いた。自らの富士登山の様子をインターネットで配信中に滑落したとみられる男性が10月に死亡した事故も話題になり、出席者から冬の富士登山の危険性周知を徹底すべきとの声が出た。
 山小屋の経営者で組織する御殿場山内組合の福島邦彦組合長は、冬の富士登山を経験した知人の日記を披露した。成人男性が風船のように飛ばされるほどの強風が吹き、斜面の一部はアイゼンやピッケルの刃が刺さらないほど凍っている状況を伝え「冬の登山はかなり危険。皆さんに認識してほしい」と訴えた。若林市長は「冬山は想像を絶する状況」と述べ、危険性を具体的に伝える必要があると指摘した。
 御殿場署の担当者は、今夏開山期の同署管内の山岳遭難事故件数が前年と同じ24件、遭難者数は前年より7人少ない29人だったと報告した。遭難者の約4割は外国人。天候不良にもかかわらず登山を強行し発生した事故が5件あったという。
 会議には行政や警察、消防、山小屋、山岳会関係者ら27人が出席した。

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