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著作権 権利保護も「基準あいまい」 納得感ある説明必要

(2019/11/20 11:50)
著作権使用料が権利者に届くまで
著作権使用料が権利者に届くまで

 日本音楽著作権協会(JASRAC)の許諾が必要な楽曲を歌謡ショーで無断使用したとして、静岡県袋井市の音楽イベント企画会社役員ら3人が11月初めに掛川署などに逮捕された。インターネット上などで著作権侵害が横行する中、音楽文化発展のため作曲家や作詞家らの権利保護は欠かせない。ただ、JASRACの運営方法に、「使用料請求の基準が分からない」と市井から戸惑いの声も上がる。
 今回の事件を巡ってはJASRACが2001年に演奏差し止めと使用料の支払いを求めて企画会社側を提訴し、既に和解が成立していた。企画会社側は支払いに応じなかった上、その後も15年以上にわたり法人名や代表者を変更したり、主催名義を偽ったりしながら全国各地で270件以上の歌謡ショーを開き、無断使用を継続したという。
 
 ■「極めて悪質」
 JASRACによると、同企画会社による使用料の未払いは総額1億7千万円。JASRACは「極めて悪質な事案。やむなく告訴した」としている。
 JASRACは事業者らが一向に支払いに応じないような悪質な場合や、ファイル共有ソフトを悪用した違法配信をした場合には刑事告訴まで踏み込んでいる。告訴件数はこれまでに約200件以上。民事でも2018年に千件超の調停を行っている。

 ■分かりにくさ
 著作物を自由に使うためには基本的に、(1)営利目的でない(2)入場料などを受けない(3)出演者に報酬を出さない―という三つの基準全て満たせばいい。

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