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職員着服2555万円 磐田市社協、調査を継続

(2019/11/9 07:56)

 磐田市社会福祉協議会地域福祉課主任の男性(40)が、担当した団体会計口座や個人口座などから多額の現金を不正に引き出していた問題で、市社協は8日市内で記者会見し、着服額は現時点で約2555万円に上ると明らかにした。調査はまだ継続中。早急に被害額を確定し、刑事告訴する方針。
 発表によると、着服した金額は、市老人クラブ連合会の会計口座から2018年度と19年度で計約1千65万円、認知症高齢者など判断能力が不十分な人の金銭管理を行う日常生活自立支援事業7人と成年後見事業1人の個人口座から17年度~19年度に計約1489万円(このうち成年後見32万円分)。本人への聞き取りや関係者の確認、領収書などの照合作業などで判明した。
 主任は架空の出金伝票を繰り返し作成するなどし、印鑑をもらった上で金融機関から現金を引き出していた。発覚を免れるため、領収書なども偽造していたとみられる。日常生活自立支援と成年後見事業では、歯の治療費や家賃滞納分の支払いなどを名目に出金。一人の口座から最大440万円を引き出したケースもあったという。
 老人クラブへの支出や個人口座の被害は、当面市社協の会計口座から補てんする方針。主任については懲戒処分を検討している。山下重仁事務局長はチェック体制の甘さをあらためて認め、「信頼関係の中で預かっていた弱者の方の口座。深く反省し再発防止を図る」と述べた。

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