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沼津・官製談合、市職員が元上司らから接待 飲食やゴルフ

(2019/10/21 08:11)

 沼津市発注の駐輪場改修工事の入札予定価格を事前に漏らしたなどとして、官製談合防止法違反などの容疑で逮捕された市工事検査課主任の男(62)=伊豆の国市北江間=が、元沼津市職員の無職の男(69)=同容疑などで逮捕、同市大岡=と土木建設会社社長の男(47)=同容疑などで逮捕、同市白銀町=の両容疑者から飲食などの接待を受けていたことが20日、捜査関係者への取材で分かった。
 捜査関係者によると、市工事検査課主任の男は日常的に元沼津市職員の無職の男、土木建設会社社長の男と飲食やゴルフ、釣りなどを共にしていたが、その際は代金を支払っていなかったとみられる。沼津署と県警捜査2課は市工事検査課主任の男への接待が日常的に行われていたとみて、価格漏えいとの関連について慎重に調べを進める。
 また、3人が携帯電話を使い、口頭で予定価格を伝えていたことも分かった。土木建設会社社長からの依頼を受けた元沼津市職員の無職の男が元上司の立場を利用して市工事検査課主任の男から予定価格を聞き出していたという。
 3人の逮捕容疑は市が2019年3月に実施したJR原駅の駐輪場改修工事の一般競争入札を巡り、元沼津市職員の無職の男が市工事検査課主任の男から聞き出した予定価格を土木建設会社社長の男に教え、最低制限価格に近似した金額で同社に落札させて公正な入札を妨害した疑い。
 同署などは20日、同容疑で3人を静岡地検に送致した。捜査関係者によると、いずれも容疑を認めているという。

 ■法令順守の徹底 緊急会議で確認 沼津市幹部ら
 沼津市発注の駐輪場改修工事を巡り、入札予定価格を漏らしたなどとして、市工事検査課主任の男(62)、元市職員の男(69)ら3人が官製談合防止法違反と公契約関係競売入札妨害の疑いで逮捕された事件を受け、同市は20日、部長級職員による緊急会議を市役所で開いた。頼重秀一市長は「市民の信頼を得ることは公務員に課せられた責務」と述べ、法令順守や倫理意識保持の指導徹底を求めた。
 会議は頼重市長と新屋千樹、★谷明正両副市長、部長級職員ら計19人が出席した。頼重市長は「職務や地位を私的利益のために用いてはならない。公共の利益のために全力を挙げて職務に取り組むこと」などと訓示した。
 尾和富美代企画部長が報道などで把握した事件の経過を説明した。再発防止に向け、コンプライアンスの充実などに力を注いでいく考えを強調した。

 ※(注)★は石ヘンに刑

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