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三井義広氏死去、浜松の暴追に尽力 元日弁連副会長 67歳

(2019/8/8 07:27)

 浜松市の暴力団山口組一力一家の事務所撤去を求める住民運動で住民側の弁護団長を務め、日本弁護士連合会(日弁連)副会長や県弁護士会長などを歴任した三井義広(みつい・よしひろ)氏が7日午前9時6分、病気のため浜松市内の病院で死去した。67歳。浜松市出身。自宅は浜松市中区。
 三井氏は1980年に弁護士登録し、85~88年の浜松市海老塚(当時)での暴追運動では住民側の弁護団長として、組員に襲われ重傷を負いながらも事務所の撤去を実現させた。全国的に注目を浴びた暴追運動は暴対法の制定にもつながった。
 2005年度に県弁護士会長、08~10年に日弁連民事介入暴力対策委員長などを歴任した。17年度には日弁連副会長を務め、日弁連民事介入暴力対策や犯罪被害者支援など8委員会を担当した。
 暴追運動で弁護団の一人として共に奔走した渥美利之弁護士(66)は「刺されても逃げず、民事介入暴力事件に体を張って尽くしたすごい男。余人をもって代え難い存在だった」と惜しんだ。住民側のリーダーだった水野栄市郎さん(77)は「海老塚を暴力団から守っていただいたことは感謝に尽きる。とても悲しく残念」と肩を落とした。
 当時、浜松中央署防犯少年課長だった浅井政則さん(73)=静岡市駿河区=は「暴力団対策で大きな実績を残した。暴力団排除運動も三井さんの力があって始まったのは間違いない」と語った。
 通夜、葬儀は家族葬で行う。後日、お別れ会を開く。日程は未定。

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