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袴田さん再審棄却1年 弁護団、新証拠・主張に「全力」

(2019/6/12 07:27)

 旧清水市(静岡市清水区)で1966年に一家4人を殺害したとして死刑が確定した袴田巌さん(83)=浜松市中区=の第2次再審請求で、東京高裁が静岡地裁の再審開始決定を取り消してから11日で1年を迎えた。最高裁で特別抗告審が続く中、弁護団は「縦から横から斜めから、高裁決定を批判し尽くしたい」(西嶋勝彦団長)として、新たな証拠や主張の提出を重ねていく方針を示している。
 東京高裁は2018年6月、静岡地裁の再審開始決定が根拠としたDNA型鑑定の信用性を否定し、袴田さんの再審請求を棄却した。弁護団は高裁決定を不服として最高裁に特別抗告。弁護団と検察側の双方が、主張をまとめた書面を出し合う状況が続く。今月7日には、弁護団が犯行着衣について「捜査機関による捏造(ねつぞう)」と改めて指摘する補充書を出した。
 一方、検察側は意見書で「拘置の必要性は高い」とも訴える。袴田さんの再収監を阻止するため、姉の秀子さん(86)は19年3月に恩赦を出願している。

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