熱海土石流 砂防ダムの土砂撤去、12月中に完了見通し
熱海市伊豆山の大規模土石流の土砂で埋まった逢初(あいぞめ)川上流の砂防ダムについて、静岡県の杉本敏彦砂防課長は14日の県議会建設委員会で、ダム内にたまった土砂の撤去が12月中に完了する見通しになったと明らかにした。下流側に追加で新設する砂防ダムは来年1月に着工すると説明した。工事を担当する国土交通省から情報提供があったという。
県によると、砂防ダムの容量7200立方メートルのうち約8割の5900立方メートルの土砂を既に除去した。新設する砂防ダムの容量は既存のダムより大きく、担当者は「来年度のなるべく早い時期に完成させたい」としている。
既存、新設の各ダムとは別に、国交省はコンクリートブロックで仮設の砂防ダムも2基造っていて、1月中に完成する見通し。