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静岡人インタビュー「この人」 アラハバキ神社について解説した郷土史家

 大和政権以前に住民の信仰を集めたとされる「アラハバキ神」をまつった浜松市浜北区堀谷地区の神社について、調査結果を11月、同区で講演した。区内を中心に約60人が聴講し、住民たちに地元の歴史への関心を深めさせた。91歳。

小野田正吉さん
小野田正吉さん

 ―アラハバキ神社の特徴は。
 「アラハバキ神をまつる神社は全国に百数十社あるといわれる。磐座(いわくら)と呼ぶ巨岩が崇拝されたが、大和政権は岩などではなく、政権に関係のある神をまつるように命じた。それでも堀谷の場合は、磐座が現存している」
 ―歴史に興味を持ったきっかけは。
 「小学生のとき、教師が郷土に伝わる話をよく聞かせてくれた。1992年ごろ地域の神社の世話人になり、その神社に関する資料を整理したのを機に本格的に活動するようになった」
 ―歴史調査の魅力は。
 「身近な土地の歴史は関心を寄せやすい。仲間と話が盛り上がり、ゆかりの地を訪ねるといった具合に行動が広がっていくところも面白い」
 ―郷土の細かい歴史となると、資料や証言に食い違いが生じ、正しく伝えるのが難しいのでは。
 「間違いがないよう複数の人や資料に当たる。県外の神社で歴史に詳しい神職の話を聞くこともした」
     ◇
 午前7時には起床し、野菜作りに精を出す。

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