“コシヒカリ発言”逆手 御殿場市と浜松市が連携拡大の協定締結

 御殿場市と浜松市は13日、観光と食、文化に関する連携協定を結んだ。両市を比較した川勝平太知事の「コシヒカリ発言」をきっかけに、観光分野だけだった連携の範囲を広げた。勝又正美御殿場市長は「知事の発言を前向きにチャンスと考えて、まちの活性化を図れればという思いが一致した」と説明した。

浜名湖うなぎを持つ勝又正美御殿場市長(右)と、ごてんばこしひかりを手にする鈴木康友浜松市長=13日午後、御殿場市役所
浜名湖うなぎを持つ勝又正美御殿場市長(右)と、ごてんばこしひかりを手にする鈴木康友浜松市長=13日午後、御殿場市役所

 勝又市長と鈴木康友浜松市長がオンラインで対談した。ともに本県の玄関口で観光交流人口が多く、徳川家康にゆかりがあるなどの共通点を確認。鈴木市長は「いろんな形で連携させていただきたい」と述べ、勝又市長は「ウィンウィンの関係に」と語り掛けた。互いの特産品を交換し、勝又市長はごてんばこしひかり、鈴木市長は浜名湖うなぎを贈った。
 勝又市長は、両市の特産品を組み合わせたふるさと納税の返礼品づくりを提案した。鈴木市長は前向きな反応を示した。御殿場市によると、イベントの相互参加や両市の食材を活用した食品開発にも取り組むという。
 両市を巡っては川勝知事が参院静岡選挙区補欠選挙の応援演説で、浜松市を持ち上げ御殿場市を揶揄(やゆ)したと取れる発言をした。その後、勝又市長が鈴木市長に関係強化を提案。2012年に結んだ観光連携協定に替わる新たな協定締結に至った。
 (御殿場支局・矢嶋宏行)

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