テーマ : 熱海土石流災害

盛り土規制「全国一律」 次期国会に法案提出 首相準備意向

 岸田文雄首相は10日の参院本会議代表質問で、熱海市伊豆山での大規模土石流災害を受けた盛り土の抜本的な対応策に関し「これまで規制が及ばなかった区域も含め、全国一律で盛り土の安全性を確保すべく、次期通常国会に法案を提出できるよう準備を進める」と述べた。
 年内に暫定結果をとりまとめる盛り土総点検の作業を加速し「災害危険性が高いと判断された盛り土については、自治体の実施する詳細調査や応急対策を早急に支援する」と強調した。
 斉藤鉄夫国土交通相は同日の閣議後会見で、法整備に向けては主に全国一律での安全性の確保▽責任の所在の明確化▽罰則の実効性の確保―の三つの観点から関係省庁と連携して検討を進める考えを示した。
 盛り土による災害の防止策を議論している政府の有識者検討会第3回会合も同日、内閣府で開かれ、全国一律の規制や安全基準を作っていくべきだとの指摘が多く出された。20日の最終会合で議論をとりまとめる予定。

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