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特集 : この人

静岡人インタビュー「この人」 三谷裕淑さん 第2回いわた働く人フォトコンテストのグランプリを受賞した

 次世代を担う子供たちに、働く姿や仕事のやりがいを伝える磐田商工会議所主催のコンテスト。昨年4月、鋳造業「ミタニ」の4代目社長に就いた。35歳。

三谷裕淑さん
三谷裕淑さん

 ―構図やこだわりは。
 「タイトルは『受け継がれし職人の技術』。鋳造工程のメインといえる注湯の現場を被写体にした。1400~1500度にも達する赤々と溶けた鉄を3人がかりで型に流し込む様子で、取引先から報道された新聞を『見たよ』と声を掛けてもらい励みになった」
 ―作品に込めた思いは。
 「子供の頃から、真剣な表情で作業に向き合う父親の姿に尊敬の思いを抱いていた。特に注湯の作業は流し込む時の量や速度に配慮が必要で、父親の隣で覚えた感覚を大切にしている。作品を通じて普段目にする機会がないものづくりの現場に触れ、少しでも鋳物業界に興味を持ってほしい」
 ―事業の現状は。
 「工作機械部品用の鋳物が中心だが、コロナ禍で受注が減り、足元の原材料費高騰でさらに厳しい状況が続いている。とにかく今を乗り切らなくては」
 ―今後の抱負を。
 「今年は創業70年。事業継続に向けて人材確保、技術継承は欠かせない。時代に合わせた新しい技術も研究しながら、地道に事業に取り組んでいきたい」
     ◇
 高校、大学は陸上長距離競技に没頭し、忍耐力を培った。

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