タケノコ王カレー 収益の一部を寄贈 富士宮・風岡さん

 バラエティー番組で“タケノコ王”として親しまれる富士宮市長貫の風岡直宏さん(48)がこのほど、自身らが開発した「タケノコ王カレー」の収益から10万円を日頃から交流のある福祉施設・市地域活動支援センターバンブーに届けた。

目録を手渡す風岡さん(左)=富士宮市長貫
目録を手渡す風岡さん(左)=富士宮市長貫

 風岡さんが営む直売所をバンブーの利用者が訪れ、タケノコ商品やサイン入り色紙を買ってくれていたことから、「いつか恩返しをしよう」とカレーの開発当初から収益の寄付を目指していた。風岡さんは「人のために何かやろうという気持ちがこんなに力になるとは」と振り返る。カレーは6月の販売開始から現在までに1万食以上を売り上げた。バンブーを訪れた風岡さんは利用者が見守る中、市社会福祉協議会の清功会長に目録を手渡した。「カレーを買ってくれた多くの皆さんの善意を代表して届けた。心の豊かさに気付けた」と語った。

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