浜松市北部 圧勝V 区間賞4人、区間2位3人【静岡県市町駅伝】

 42・195キロの長丁場で浜松市北部が前を走らせたのは序盤の数百メートルだけ。全員が区間10位以内で区間賞4人、区間2位3人。安定感と爆発力の両輪で独走した。各年代のトップ選手をそろえたタレント軍団の士気をさらに高めたのが3代目「山の神」神野(セルソース)の参戦。「神野に頼るのではなく、優勝を確実にして渡そう」という杉原監督(浜松開誠館中・高教)の言葉が火を付けた。

市の部で連覇を果たした浜松市北部。1区沢田結弥(左)から2区柘植源太へとたすきがつながる=静岡市葵区の第1中継所
市の部で連覇を果たした浜松市北部。1区沢田結弥(左)から2区柘植源太へとたすきがつながる=静岡市葵区の第1中継所

 中・高女子エースが集った1区。沢田(浜松市立高)がスタートから飛び出した。「勇気を与える走りがしたかった」。中継所手前で抜かれたが、果敢な姿がチームの重圧を振り払った。「自分も攻めの走りをしようと思えた」と2区柘植(浜松中川小)。200メートルで先頭に立ち、区間新で後続を引き離した。
 ライバルの浜松市南部を1分17秒リードして迎えた4区。米倉(浜松工高)が、女子1500メートル県高校記録保持者の兼子(浜松市立高)の猛追を12秒差でしのいだ。「1~3区の貯金が鍵だった。逆転されるところまで考えたが、狙い通りの展開」と指揮官。わずかな不安要素もはね返し、Vロードを突き進んだ。
 10区を終え2位とは1分4秒の大差。それでも、11区古井(浜松日体高)は脚を緩めない。「憧れの神野さんにたすきを渡せる機会はめったにない。もっと差を広げる」。さらに20秒引き離し、「山の神」の駿河路初陣をお膳立てした。
 もともと前評判が高かったチームが新たな刺激で実力を発揮した。笑顔でフィニッシュテープを切った神野は「いい位置でつないでくれたので、あとは走り切るだけだった」と11人の力走をねぎらった。

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